睡眠薬は その副作用として 強精剤の作用もあるらしく 著者は 自分の生活を 制御 しきれなくなってしまう。 何度も同じことを繰り返し 生活は下降の 一途をたどる。 読む方も 結構辛くなってくると感じた。
これが人間の、しがらみというものなんでしょうか。 田中英光は、こういう生活を意識して行っていたような気がする。 ただ彼は小説の材料を探していたのではと思う。 太宰治も似たようなことを言っていたのを思い出した。
西村賢太に影響を与えた作家という事で読んでみたが、西村氏が「染み込む度合いがすごい。読んだことのない面白さ」と評していたのも頷ける。
英光さんダメすぎるでしょ…笑 この頃の作家さんはこんなにも不道徳なのかしら たいへんな女っていうか英光さんもなかなかのよ ヤバすぎて笑ってしまいました
年明け前から少しずつ読んでいたが、とても新年1発目に読了すべきものでないような主人公(著者)の駄目人間加減。
面白かったです。
オリンポスの果実の純愛はどこえ… 作家の生きざまに心打たれた。