「柿の種」の感想
柿の種
かきのたね

寺田寅彦

分量:約184
書き出し:自序大正九年ごろから、友人|松根東洋城《まつねとうようじょう》の主宰する俳句雑誌「渋柿」の巻頭第一ページに、「無題」という題で、時々に短い即興的漫筆を載せて来た。中ごろから小宮豊隆《こみやとよたか》が仲間入りをして、大正十四、五年ごろは豊隆がもっぱらこの欄を受け持った。昭和二年からは、豊隆と自分とがひと月代わりに書くことになった。昭和六年からは「曙町《あけぼのちょう》より」という見出しで、豊隆の「...
更新日: 2025/05/17
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  むしろ 本書の 題名は  「書くの種」と したほうが 言い 得て 妙で あると 勝手に 愚考 した。寅彦先生は ゆっくりと 読むようにと 書かれているけど それを 忠実に 実行すると 脳内で 自分なりの 思いの 発酵が 進み 文章を 作りたく なって しまうので これが ふさわしいかなとは 思いついた。何時も ほぼ 似たような 感想を したてる 人は 記憶力 並外れで 魂消と。 

更新日: 2024/04/08
19双之川喜41さんの感想

 引退なさった 雲上人が 音読されている という記事が 眼についたので 再度 読んでみた。震災についての 文章が 分析的で 良いと感じた。夏目漱石の 弟子達を 分類し 切り分けているのが 漱石門下生の 理解に ことのほか 役に立つと 想った。後ろからも 読めるような 構成なので 読みやすいのである。

更新日: 2021/12/22
ee37260b76ffさんの感想

昭和始め、今より以前の事で、日記形式のようで、日記ではなく今のコラムと、ブログのような感じで、情景や感覚の表し方は、言葉で置き換えれないと感じた。作品

更新日: 2020/11/01
19双之川喜41さんの感想

 東京新聞の 「筆洗」に 取り上げられていたので  再度読んでみた。 種 生えるも生えないも  甘いも渋いも   土の 良し悪し。 誠にごもっともで 腐った土としては 思わず 襟を正してしまうのである。  短文集なので  後ろから読んでみても   途中でやめても  誰にも文句は言われないと思った。