「相撲」の感想
相撲
すもう
初出:「時事新報」1935(昭和10)年1月

寺田寅彦

分量:約11
書き出し:一一月中旬のある日の四時過ぎに新宿の某地下食堂待合室の大きな皮張りの長椅子の片すみに陥没して、あとから来るはずの友人を待ち合わせていると、つい頭の上近くの天井の一角からラジオ・アナウンサーの特有な癖のある雄弁が流れ出していた。両国の相撲の放送らしい。野球の場合とちがって野天ではなく大きな円頂蓋《えんちょうがい》状の屋根でおおわれた空間の中であるだけに、観客群衆のどよみがよくきこえる。行司の古典的荘...
更新日: 2018/02/26
b70667f4fb47さんの感想

科学の話ではない。 中学の同級生が日露戦争で死んだという記述にすこし驚かされた。時代を考えれば当然かもしれないが。 相撲を挑んでくる芝天狗の存在について、文明が進んで居なくなったとする記述も面白い

更新日: 2017/11/28
芦屋のまーちゃんさんの感想

相撲ネタである。 国技とは何か? 国技館でやるから国技なのか? 日本人だけがやるから国技なのか? かつては相撲を見てやりたがる外国人はまずいなかったはずだ! 今でこそ,モンゴル勢が占めているが、少し前はハワイ(米)オワフ島辺りがブームだった。 柔道もそうだが日本人が勝てない時代があった。オリンピック種目なのでもはや国技と保守的なことだけ言ってられない。ユニホームだってルールだって国際化するのはやむを得ない。 いっそ、相撲もオリンピック種目に なればよいと思う。 やっぱり強くないと!日本人頑張れ!