「トロツコ」の感想
トロツコ
トロッコ
初出:「大観」1922(大正11)年3月

芥川竜之介

分量:約12
書き出し:小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まつたのは、良平《りやうへい》の八つの年だつた。良平は毎日|村外《むらはづ》れへ、その工事を見物に行つた。工事を——といつた所が、唯トロツコで土を運搬する——それが面白さに見に行つたのである。トロツコの上には土工が二人、土を積んだ後に佇《たたず》んでゐる。トロツコは山を下るのだから、人手を借りずに走つて来る。煽《あふ》るやうに車台が動いたり、土工の袢纏《はんて...
更新日: 2022/02/22
19双之川喜41さんの感想

 誰にでも 幼い頃の記憶が ほとんど なんの関連もなく よみがえってきてしまうことは あると思われる。良平の場合は 小田原熱海間の 軽便鉄道の 敷設工事の トロツコに 夢中になり 一人で 夕暮の中 半泣きで 板草履を脱ぎ棄て 駄菓子を放り出し 走り続け やっとの思いで 家に たどり着くのである。人生の 原体験が ときに 支えになったりすることは ないわけではないと想った。

更新日: 2021/08/03
chachaさんの感想

確か昔、教科書に載っていたような気がします。改めて読んでみて内容を思い出しました。

更新日: 2017/05/06
d4ee43074fd8さんの感想

線路の道は何の比喩だろうか

更新日: 2015/09/18
2e88ad61783dさんの感想

子供心をうまく表現していると思う。 自分もこんな体験があった、という感覚は思い出せる。

更新日: 2015/07/19
98ce16fa9913さんの感想

作品の中に出てくる「火照り」という言葉が、又吉さんの、「火花」という本のタイトルを思い起こさせた。ST

更新日: 2015/07/05
4765180c6fc9さんの感想

又吉さんが紹介していたので読んでみました。

更新日: 2015/06/22
9b20a4e2c243さんの感想

いがいとおもしろかったよ!!(^▽^笑)