芥川が 東大生の 頃の 大学の講義の 詳細な様子や 濃密な 文学仲間の 生き生きとした 交流が 描かれている。 衆知の 作者や 作品が 出てくるので 安堵もするけど 傍ら 鳥瞰的で 高踏的な 意見に 戸惑うのも 良いかもしれないと感じた。
自分には少し難しかったです。
二十代のころの 親しい友人たちとの交流が 本当に信頼感を感じさせ、羨ましく思いました。 読みやすいところもあるが 文学論(?)みたいなところは 難しくて かなりとばしました。 歌舞伎やフィルハーモニーを観賞した描写は 舞台上のことや、周りの客の事も 辛辣に書いていて 人間味を感じます。やじ馬的な私には 面白かった。 谷崎潤一郎へ対する評価も 興味深い。本当は、私には、理解困難なことばが 多いのですが。