「一塊の土」の感想
一塊の土
ひとくれのつち
初出:「新潮」1924(大正13)年1月

芥川竜之介

分量:約25
書き出し:お住《すみ》の倅《せがれ》に死別れたのは茶摘みのはじまる時候だつた。倅の仁太郎《にたらう》は足かけ八年、腰ぬけ同様に床に就いてゐた。かう云ふ倅の死んだことは「後生《ごしやう》よし」と云はれるお住にも、悲しいとばかりは限らなかつた。お住は仁太郎の棺の前へ一本線香を手向《たむ》けた時には、兎《と》に角《かく》朝比奈の切通しか何かをやつと通り抜けたやうな気がしてゐた。仁太郎の葬式をすました後、まづ問題に...
更新日: 2021/04/08
19双之川喜41さんの感想

 嫁と義母との確執 さらに悪いことに 双方ともに未亡人である。 嫁は 村一番の働き者なのが 気に入らない。 墓掘りのときに 伝染病にかかり 嫁は 孫を残して 他界する。 芥川の 後の作品を 予感させる。

更新日: 2020/12/12
6ed1fc493468さんの感想

長寿大国、日本の姿を見るような内容。