「巌流島」の感想
巌流島
がんりゅうじま

直木三十五

分量:約21
書き出し:一「天真正伝神道流」の流祖、飯篠長威斎家直《いいざきちょういさいいえなお》が当時東国第一の兵法者とされているのに対して、富田|勢源《せいげん》が西に対立して双《なら》び称されて居たものである。中条流より出た父九郎右衛門の跡を継ぎ名を五郎左衛門、入道してのちに勢源、自ら富田流の一派を樹《た》てて無双の名人とされて居た。越前の国宇阪の荘、一乗浄教村の住人である。飯篠家直の門下からは、弘流《ひろしりゅう...
更新日: 2017/01/12
b9ef941530ccさんの感想

直木三十五の巌流島は、やはり、宮本武蔵と佐々木小次郎の対決。武蔵は船の長い櫂を刀として戦った。当時の達人は霜の降る音を聞くとか、後ろからの人の気配を感じるとか、能力が有ったろう。