「ルバイヤート」の感想
ルバイヤート
ルバイヤート

ハイヤームオマル

分量:約43
書き出し:まえがきここに訳出した『ルバイヤート』(四行詩)は、十九世紀のイギリス詩人フィツジェラルド Edward FitzGerald の名訳によって、欧米はもちろん、広く全世界にその名を知られるにいたった十一−十二世紀のペルシアの科学者、哲学者また詩人、オマル・ハイヤーム 〔Omar Khayya_m('Umar Khaiya_m)〕の作品である。フィツジェラルドが、一八五九年にその翻訳を自費出版で初版...
更新日: 2020/04/13
2916cfb30de5さんの感想

未解決事件のタマム・シュッド事件を知り、読んでみた。 11~12世紀イランのオマル・ハイヤーム著作。 ペルシアは7世紀にイスラム化しているはずだが、イスラム教の世にありながら、ササーン朝の国教ゾロアスター教の精神は民衆のなかから消えてはいない。世界の始まりの日に、天に運命をきめられているなら、思うがまま生きようと、禁止されている酒をのめとしきりにうたっている。 詩を一部抜粋 法官よ、マギイ(拝火教司祭)の酒にこれほど酔っても、俺の心はなおたしかだよ。君は人の血、俺は葡萄の血汐を吸う。吸血の罪はどちらかさばけよ。 ないものにも掌のなかに風があり、 あるものには崩壊と不足しかない。 ないかと思えば、すべてのものがあり。あるかと思えば、すべてのものがある。 色即是空みたいなこともいってる。

更新日: 2019/10/09
19双之川喜41さんの感想

 死んだら湯灌は 酒でしてくれというような 依存症の 妄言ばかりではない。 ときに 無常感を 窺いしることができる詩もあり 地理的な 特色を かんじる。