「家庭の痛恨」の感想
家庭の痛恨
かていのつうこん

萩原朔太郎

分量:約4
書き出し:西洋の風習では、その妻が良人と共に社交に出で、多くの異性と舞踏をし、宴会の席上で酒をすすめ、ピアノを弾き、唄をうたひ、文学を論じ、時に艶めかしき媚態を示して、人々の注意と愛情を惹かうと努める。然るに東洋の風習は、これと全くちがつて居る。我々の社会にあつては、すべてさうした女の仕事が、芸者と称する特殊な職業婦人に一任されてる。芸者等は、全くその目的からのみ養成され、我々の宴会や社会に於ける、一切の事...
更新日: 2023/03/01
cbeb8d424306さんの感想

西洋がすべてそうとは限るまい。上流社会では金と暇でそれなりに苦労が絶えないですね。日本も似てきました。自立できる人が増えれば、誰にも縛られたくないと思う感情はよく理解できます。幸不幸は当事者が決めることです。人生の最後になるまで結論は持ち越しです。

更新日: 2018/08/11
cc72cab7bc0cさんの感想

女性は夫以外の男性とピアノを弾く、歌って遊ぶからといって、娼婦と呼ばれるべきですか?もしそうなら、なぜ男性が売春婦を呼ぶことが許可されているのですか?これを思うだけで怒ります。

更新日: 2017/11/16
芦屋のまーちゃんさんの感想

母性型と娼婦型 女性を2種類のカテゴリーに分類 家庭型と社交型 妻と妾 男から見た男尊女卑の ステレオタイプ論 世の女性が本文を読んだら 朔太郎は四面楚歌だ ホストクラブ通いを許す夫さえ在存する今日 男の男たる権威は明治以前の 古き東洋のノスタルジ 女性の社会進出を許したのは 結局、男の責任 金で女を支配できない情けなさだ 共稼ぎ Doble Income No KidS 日本はこれでいいのか?

更新日: 2016/09/19
fe3d3515f158さんの感想

東洋的か西洋的か、何れの在り方も、その国の歴史環境に起因しているのでは?。また、幸せや不幸せは、家族や当事者が感じるものであり、幸せや不幸せそうに見えても第三者には本心は解らないのでは?全ての感情は本人が感じるものだと思う。

更新日: 2016/04/07
YELLOWテントマンさんの感想

なるほど!家庭も西洋化して不幸になるのか!