「装幀の意義」の感想
装幀の意義
そうていのいぎ

萩原朔太郎

分量:約4
書き出し:書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の「続き」ではないか。彼の画面に対して、あんなにも透視的の奥行きをあたへたり、適度の明暗を反映させたり、よつて以てそれを空間から切りぬき、一つの落付きある完成の気分をそへる額縁に対して、どんな画家も無関心でゐることができないだらう。同じやうに我等の書物に於ける装幀——それは内容の思想を感覚上の趣味によつて象徴し、色や、影や、...
更新日: 2021/03/10
19双之川喜41さんの感想

 本文庫では ほぼ 装丁を 味わうことは 当たり前の 事ながら 難しい。 欧州では パンフのような本を 購入し 自由に 装丁職人に 誂えることも ありらしい。 読破するのが 最重要とは 思う。