「青猫」の感想
青猫
あおねこ
初出:薄暮の部屋「詩歌 第七卷第十二號」1917(大正6)年11月号

萩原朔太郎

分量:約115
書き出し:序※私の情緒は、激情《パツシヨン》といふ範疇に屬しない。むしろそれはしづかな靈魂ののすたるぢやであり、かの春の夜に聽く横笛のひびきである。ある人は私の詩を官能的であるといふ。或はさういふものがあるかも知れない。けれども正しい見方はそれに反對する。すべての「官能的なもの」は、決して私の詩のモチーヴでない。それは主音の上にかかる倚音である。もしくは裝飾音である。私は感覺に醉ひ得る人間でない。私の眞に歌...
更新日: 2019/02/24
19双之川喜41さんの感想

 後半に 「自由詩のリズム」という 散文がある。 前半は 韻文なので 見逃しがちであるけど 私は 読んで 啓発されたので なにかしら えるところが あるかもしれないと感じた。