「魚河岸」の感想
魚河岸
うおがし
初出:「婦人公論」1922(大正11)年8月

芥川竜之介

分量:約7
書き出し:去年の春の夜《よ》、——と云ってもまだ風の寒い、月の冴《さ》えた夜《よる》の九時ごろ、保吉《やすきち》は三人の友だちと、魚河岸《うおがし》の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴《ろさい》、洋画家の風中《ふうちゅう》、蒔画師《まきえし》の如丹《じょたん》、——三人とも本名《ほんみょう》は明《あか》さないが、その道では知られた腕《うで》っ扱《こ》きである。殊に露柴《ろさい》は年かさでもあり、...
更新日: 2025/04/11
8eb05d040692さんの感想

入って来た横柄な客が急にペコペコするのは面白かった。昔は案外こう言う事がよくあったのかも。

更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 あとから入ってきた横柄な客が 知った人であることに気づかれ 「幸さん」と 声をかけられる。 可笑しいほど 先客である旦那の機嫌を 窺いだした。 それを見て 鏡花の小説は死んではいないと 思うけど そのあと ロシュフウコオの語録が 机上にある とくる。 頭を 捻ってもさっぱり わからないと思った。