芥川竜之介
入って来た横柄な客が急にペコペコするのは面白かった。昔は案外こう言う事がよくあったのかも。
あとから入ってきた横柄な客が 知った人であることに気づかれ 「幸さん」と 声をかけられる。 可笑しいほど 先客である旦那の機嫌を 窺いだした。 それを見て 鏡花の小説は死んではいないと 思うけど そのあと ロシュフウコオの語録が 机上にある とくる。 頭を 捻ってもさっぱり わからないと思った。