(原田重吉の夢)
萩原朔太郎
諸行無常 猛者もつひには滅びぬ 哀愁と諦めが心地いい
戦争に関わったある兵士の顛末を短い文のなかで強烈に描かれている。人間は環境によって造られていく。現代中国は日清戦争を民族の最大の恥辱だと捉えている。 内戦、改革、経済成長を遂げた今当時とは違う国だということ。侮ってはいけない。グローバルサウスという考え方が俄に脚光を浴びてきたように思う。不正確な情報に惑わされずつねに冷静な目を持ちたいものである。こんな作品があったのかと感心しました。