「月の詩情」の感想
月の詩情
つきのしじょう

萩原朔太郎

分量:約9
書き出し:昔は多くの詩人たちが、月を題材にして詩を作つた。支那では李白や白楽天やが、特に月の詩人として有名だが、日本では西行や芭蕉を初め、もつと多くの詩人等が月を歌つた。西洋でも、Moonlight の月光を歌つた詩は、東洋に劣らないほど沢山ある。かうした多くの月の詩篇は、すべて皆その情操に、悲しい音楽を聴く時のやうな、無限のノスタルヂアが本質して居り、多くは失恋や孤独の悲哀を、その抒情の背景に揺曳させてゐ...
更新日: 2016/09/15
ayameさんの感想

遠方にある者は、人の心に一種の憧憬と郷愁を呼び起こさせる 月を見るとキレイだという感情以外のものが何故か湧き起こる。 この一文でその訳が分かった気がした。

更新日: 2015/09/27
4cb21f8f2719さんの感想

小さい頃、窓から射し込む月光に手をのばして影絵を作った あのときの月は眩しいくらい強かった 1Q84の月も素敵でしたね