芥川竜之介
貝塚から出る 黒曜石の 鏃(矢じり)のような 形をしたのは 槍ヶ岳という。七日の月の 黄色い光が 寂しかった。芥川は しんとした あたりの静寂に 死の思いを 感じる。天地の 境い目に 臨み 創作の 意欲を かきたてられた かもしれないと 思ったりした。
芥川龍之介が槍ヶ岳に登っていた。スゴイ。今より自然が何倍も怖かった時代、槍ヶ岳は岩の洪水と表現している。雷鳥は奇な鳥と見なしていたと思われる。