「風琴と魚の町」の感想
風琴と魚の町
ふうきんとさかなのまち
初出:「改造」1931(昭和6)年4月

林芙美子

分量:約38
書き出し:1父は風琴を鳴らすことが上手《じょうず》であった。音楽に対する私の記憶《きおく》は、この父の風琴から始まる。私|達《たち》は長い間、汽車に揺《ゆ》られて退屈《たいくつ》していた、母は、私がバナナを食《は》んでいる傍で経文を誦《ず》しながら、泪《なみだ》していた。「あなたに身を託《たく》したばかりに、私はこの様《よう》に苦労しなければならない」と、あるいはそう話しかけていたのかも知れない。父は、白い...
更新日: 2019/10/07
7a6938ae6621さんの感想

高校の現代国語の教科書に収録されていました。どうにもならない貧しさ、その中での幸せなど。 大人になってからも、時々思いだしていました。また、読むことができて、良かったです。

更新日: 2019/10/07
a2c728b22ca5さんの感想

少女の感性、貧しさ、いたたまれなさ、苦しくなるような美しさがありました。

更新日: 2017/05/27
fe98f10884d1さんの感想

尾道の古い昔と貧しかったであろう、その時代が感じられる名作と再確認しました。

更新日: 2016/09/23
麦の海さんの感想

途中まで この人の文章を読んだのはこれが始めてですが、言葉にやわらかさが無いように思いました。 私は言葉がきれいでやわらかい文が好きなので、この話は少し苦手でした