原田皐月
たまたま目に入った作者の名前になんとなく惹かれ作品を読み、作者の女性のこころのうちのその発露の巧みさに惹かれました。 美しく一人の人を想う女性としての女と一人の人間としての女があって、彼女は何も矛盾していなく、正しく美しいと思いました。 大正の時代に懸命に生き死んだ作者の生き様のように美しい作品だと思います。