「世之助の話」の感想
世之助の話
よのすけのはなし
初出:「新小説」1918(大正7)年4月

芥川竜之介

分量:約18
書き出し:上友だち処でね、一つ承りたい事があるんだが。世之助《よのすけ》何だい。馬鹿に改まつて。友だちそれがさ。今日はふだんとちがつて、君が近々《きんきん》に伊豆の何とか云ふ港から船を出して、女護《によご》ヶ|島《しま》へ渡らうと云ふ、その名残りの酒宴だらう。世之助さうさ。友だちだから、こんな事を云ひ出すのは、何だか一座の興を殺《そ》ぐやうな気がして、太夫《たいふ》の手前も、聊《いささか》恐縮なんだがね。世...
更新日: 2020/08/05
19双之川喜41さんの感想

 世之助の 女道楽は その数 五千人 と 戯れると 西鶴は 記しているらしいけど 六十歳まで そんなことに 耽ったのに 命取りには 為らなかったのには 秘訣があると 嘘ぶくので 謙虚に 学んでみよう。算盤の取り方に 秘密があるらしい。