双之川喜1941 門の 後日譚である。愛宕山に 茨木童子の 鬼が 毎夜 表れ 人を とる。綱は 鬼の 手を 切り落とし 持ち帰る。鬼は 老婆に 身を 借りて 腕を 取り戻しに 現れる けど 感ずかれ 返り討ちに 遭い 遥か 上空に 逃げさる。すこしだけ 面白いかも しれないと 感じた。
綱は粗忽ものだ。ふたりしか知らないはずのことを聞きただすべきだ。 子どもたちはこの話から教訓を得るべきだ。
鬼だって 片腕を 切り取られては 不自由なので 策略をたてて 取り戻しにかかる。 良くある手口で 情に訴える。 上手くいくかもしれない。 読み聞かせに むいていると感じた。
鬼は人に敗れる。けれど、人は鬼より賢くない。情に流されるのだから、野生は人を格好の餌食にするだろう。
芥川龍之介氏以外でも「羅生門」というタイトルの作品があるとは知らず、 興味深く読みました。するする読めました。面白いです。 肉親への情は決して忘れてはならないというテーマが龍之介の「蜘蛛の糸」 に以てますね。
児童向けの「こわい昔話」といったもの。綱がかっこいいままで終わってほしかった。