南京に 新政府の 成立する日である。今だに 露国は 躍起になって 息の掛った政府の 樹立を 劃策しているのは 歴史の 皮肉と いうべきか。
太宰治の素晴らしい所は、謙虚だと感じさせれば、それが皮肉を強めたり、しかし嫌味なく書いてある筈なのに、酷い嫌味と受け取れる所です。
短い文章の中に、凝縮された平和を希求する作者の思いが随所に光る。と同時に、戦時下の国策に追随する当時の文壇の作家達への悲しいまでの痛烈な批判が胸を打つ。 太宰は常に命を賭けて言葉を紡いでいたのだと、あらためて気づかされる。。
「日本は、決して好戦の国ではありません。みんな、平和を待望して居ります。」安部首相よ!違うかね?戦闘機や戦車を購入する資金がどうして日本にあるのだろうか?多額の借金のある者が食費を切り詰めて、町の治安、平和のために真っ先に拳銃を買うのか?戦争のアント(ニム)は本当に平和なのか?地球の平和を守るために戦うウルトラマンは正義なのか?ナポレオンは英雄なのか侵略者なのか?安部首相よ!そろそろ答えてくれないか!
満州の話や戦争にはまったく興味はないが、永井荷風(かふう)という人の小説集を読みたくなった
混沌とした時代を客観的に見つめる太宰治の飄々とした随筆。