「まといの話」の感想
まといの話
まといのはなし
初出:「土俗と伝説 第一巻第三号」1918(大正7)年10月

折口信夫

分量:約11
書き出し:一のぼりといふもの中頃文事にふつゝかであつた武家は、黙つて色々な為事をして置いた。為に、多くの田舎侍の間に、自然に進化して来た事柄は、其固定した時や語原さへ、定かならぬが多い。然るに、軍学者一流の事始めを説きたがるてあひに、其がある時、ある一人のだし抜けの思ひつきによつて、今のまゝの姿をして現れた、ときめられ勝ちであつた。其話に年月日が備はつて居れば居る程、聴き手は咄し手を信用して、互に印判明白に...
更新日: 2019/11/08
19双之川喜41さんの感想

 今まで 武士の手を離れなかった この軍旗が 初めて  江戸火消しの 駆け付け人足の  纏(まと)いとなったという。 語源は 山梨の方言からきたと言う説に 組したいと思った。