折口信夫
『死者の書』のよしみで通読。大学生時代に古典文学の講義で聴いた話が出てきたので、なるほどこれがあの講義の出典か、と思った。太古の昔、言葉をかける、ということは、その人の魂を相手に預けることだったらしい。年始に皇居にて行われる「歌会始の儀」にも、同じ意味があるんだろうか。