「四日間」の感想
四日間
よっかかん

二葉亭四迷

分量:約36
書き出し:忘れもせぬ、其時味方は森の中を走るのであった。シュッシュッという弾丸《たま》の中を落来《おちく》る小枝をかなぐりかなぐり、山査子《さんざし》の株を縫うように進むのであったが、弾丸《たま》は段々烈しくなって、森の前方《むこう》に何やら赤いものが隠現《ちらちら》見える。第一中隊のシードロフという未だ生若《なまわか》い兵が此方《こッち》の戦線へ紛込《まぎれこん》でいるから※|如何《どう》してだろう?※と...
更新日: 2021/07/13
19双之川喜41さんの感想

 野戦で 深刻な負傷をして 起きあがれない。朦朧とした意識下で いわば 死神と 押し問答を続けるけど 隠し味として ユウモアが 微かに感じられ 生命力の 強靭さが 読み手の 感動を誘うと 想った。