四迷は 「形」を表現することで「意」を直接に表現すべきものと言う。 勧善懲悪を評して 勧懲(浣腸)は 痔持の治療ではないと わけのわからない 断罪をする。 研究者でもないと 有難みは 解りにくいかもしれないと感じた。
二葉亭四迷の小説総論は、文体は旧態依然の文語調で、近代口語体小説の書き方ろろんずるより、こうあるべし、こうあるべき調にしゅうししており、文字の読み書きが出来るようになった、明治維新以後の民衆に小説を読んで楽しんでもらおうと言う観点が欠落しているように伺える。二葉亭四迷は未だ未だ中途半端は小説家である 。