「墨汁一滴」の感想
墨汁一滴
ぼくじゅういってき

正岡子規

分量:約222
書き出し:病める枕辺《まくらべ》に巻紙|状袋《じょうぶくろ》など入れたる箱あり、その上に寒暖計を置けり。その寒暖計に小き輪飾《わかざり》をくくりつけたるは病中いささか新年をことほぐの心ながら歯朶《しだ》の枝の左右にひろごりたるさまもいとめでたし。その下に橙《だいだい》を置き橙に並びてそれと同じ大きさほどの地球儀を据《す》ゑたり。この地球儀は二十世紀の年玉なりとて鼠骨《そこつ》の贈りくれたるなり。直径三寸の地...
更新日: 2022/03/20
19双之川喜41さんの感想

 いわば 感想の感想とも いえると 思う。 子規は 梅の香を 口に出せない様なものと 比べたりして 豪快に 捌いてみせる。 腹をたてた向きもいただろうけど 一面の 真理もあったと感じた。