「カイロ団長」の感想
カイロ団長
カイロだんちょう

宮沢賢治

分量:約25
書き出し:あるとき、三十|疋《ぴき》のあまがえるが、一緒《いっしょ》に面白《おもしろ》く仕事をやって居《お》りました。これは主に虫仲間からたのまれて、紫蘇《しそ》の実やけしの実をひろって来て花ばたけをこしらえたり、かたちのいい石や苔《こけ》を集めて来て立派なお庭をつくったりする職業《しょうばい》でした。こんなようにして出来たきれいなお庭を、私どもはたびたび、あちこちで見ます。それは畑の豆《まめ》の木の下や、...
更新日: 2019/11/03
19双之川喜41さんの感想

 永六輔が 尺貫法に肩入れしていたことがある。 この童話は 横暴な蛙が やりかえされる 長閑(のどか)な話しで「とうもろこしの影法師を二千六百寸投げ出す」というように メートル法は つかわれてないので 懐かしいような気がすると感じた。

更新日: 2017/04/15
357f7effc818さんの感想

資本主義批判と、人間社会(→作中ではカタツムリ、蟻を含んだ登場する生物全員)の本質としての共産主義への回帰がテーマのような気がします。