「山男の四月」の感想
山男の四月
やまおとこのしがつ
初出:「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日

宮沢賢治

分量:約15
書き出し:山男は、金いろの眼を皿《さら》のやうにし、せなかをかがめて、にしね山のひのき林のなかを、兎《うさぎ》をねらつてあるいてゐました。ところが、兎はとれないで、山鳥がとれたのです。それは山鳥が、びつくりして飛びあがるとこへ、山男が両手をちぢめて、鉄砲だまのやうにからだを投げつけたものですから、山鳥ははんぶん潰《つぶ》れてしまひました。山男は顔をまつ赤にし、大きな口をにやにやまげてよろこんで、そのぐつたり...
更新日: 2020/12/07
19双之川喜41さんの感想

 陳は 長生きの薬と 称して 言葉巧みに 丸薬を 飲ませてしまう。 これが 身長を 縮める秘薬で 山男は 行李に押し込められる。 賢治の 作品では 異色であり 本当に面白いと感じた。