「なめとこ山の熊」の感想
なめとこ山の熊
なめとこやまのくま

宮沢賢治

分量:約19
書き出し:なめとこ山の熊《くま》のことならおもしろい。なめとこ山は大きな山だ。淵沢《ふちざわ》川はなめとこ山から出て来る。なめとこ山は一年のうち大ていの日はつめたい霧か雲かを吸ったり吐いたりしている。まわりもみんな青黒いなまこや海坊主のような山だ。山のなかごろに大きな洞穴《ほらあな》ががらんとあいている。そこから淵沢川がいきなり三百尺ぐらいの滝になってひのきやいたやのしげみの中をごうと落ちて来る。中山街道は...
更新日: 2024/11/30
矢部小路角三さんの感想

宮澤賢治はええとこの子なので鉛温泉にも行ったことはある。熊の肝はさすがに喰うてはおらんだろう

更新日: 2021/09/29
19双之川喜41さんの感想

 賢治は その宗教感から くるのか 菜食主義に 傾倒しており その大会に 参加したこともあるときく。 やむを得ない 殺生を続けて ついには 熊語(くまご)も 解するようになった 小十郎の苦悩は 次第にふかまる。  ここでは 擬声語(オノマトペ)なしでも 感銘を与えると感じた。

更新日: 2019/03/25
450cf3d586a0さんの感想

自然の厳しさと美しさを感じる童話。 個人的にはこの話が宮沢賢治作品の中で一番好きです。

更新日: 2017/08/10
naoyuki さんの感想

著者自身が深く関わっていたのは農業でしたが、農業と同じく、自然からの恵みが頼りで、経済的に裕福にはなりにくい狩猟に対し、著者が共感と敬意をもっていることが感じられました。

更新日: 2015/05/02
8e5555b61f6eさんの感想

三の世界と二の世界。宮沢賢治さんの思想を理解するためには、読まなくてはいけない作品の一つ。