少女が マッチを擦って 見たものは 達磨ストーブ ガチョウの丸焼き 大きくて綺麗なクリスマスツリー そして 最後に 大好きなおばあちゃんと 手をつないで 大いなる方の下に 昇る。丸焼きが よちよちと 歩き出す下りは 唯一の 救いと 感じた。
あ
可愛そうです
悲しいなあ
今自分の怠惰さに気付かされた。少女からしたら、マッチ一本が幸福の物であり、我々の考え方は贅沢で今ある事物に感謝しようと思った。
マッチ売りの少女が最後までマッチをこすり続け、 最後は唯一愛してもらっていたおばあさんに天国に一緒に連れて行ってもらう。 切なすぎる。 読んで、愛はお金より勝ると考えた。 そして、見ていたのに何もしない人たちに腹がたった
世の中お金じゃないという言葉があるが、この物語を読むと、自分は生きていくだけのお金には恵まれているからこそ、そういうふうに思うのだな、と考えてしまう。 マズローの欲求にもあるように、生きるって言うのは根本的なことなので、その為にお金を手に入れるのは必要ことなのだと、思った。 この女の子が最期にはいい思い出を持って(現実のものでは無いけれど)流れ星になってくれて、読者の側が報われたと思った。
きちんと読んだことはなかったけど、描写が丁寧で、ガチョウの丸焼きのつめものまで記載があったことに驚いた。とてもよいお話。
不幸な物語と捉えるか、幸せな終わりと捉えるか……歳を取って変わる作品ですね。 良作は何歳に成って読んでも良いものです
貧し過ぎるからなのか、親からは愛情を与えてもらえてない。 愛してくれたのが唯一、死んだおばあさんだけだなんて。 生きていくのが辛くて苦しくなる。 最期は、幸せな気持ちで死んでいくのがせめてもの救い。
貧しさと死が直結した時代の記憶は受け継いでいくべき記憶。
どんな小さな「炎」の中にでもきっと「幸せ」を見出すことは出来るんだ。 その事を私達は決して忘れてはならない。 「モノ」の豊かさに溺れて自分を見失った我々に、彼女の「物語」はそっと優しく語りかける。 「心に灯火はいかがでしょうか?」と。(涙)
儚い、流れ星と少女の命の対比に、心を打たれた。
死が迫っていることに気づかず、当初の目的からそれてマッチをこすり続ける少女が、美しくも悲しい... 今の日本に広まっているイメージよりもずっと格差や貧困を批判しており、読む価値があったと思う。
タイトルだけは誰でも知っていると思うが、こんなにやりきれない話とは・・。フランダースの犬を思い出した。
絵本などで有名な話。最後の一文の切なさが余韻となる。
お話は有名で知ってはいたんですがちゃんと読んだのは初めてでした。女の子はかわいそうというよりも、なぜこうな風になってしまったのかと、とても悲しいです。でも、女の子にとってはハッピーエンドだったのでしょうか?
とても有名な作品ですが、ちゃんと読んだことがなかったので、改めて読むことが出来てよかったです。 少女は亡くなってしまいましたが、きっと幸せになれたんじゃないかな、と思います。
涙が溢れて流れました。 まさか、泣いてしまうなどと予想もしていませんでした。 幼い頃にいつも側にいた祖母を思い出しました。
童話として、知られ過ぎていて 改めて読もうと思わなかったのですが 青空文庫のお陰で こういう作品に再会できるのは 本当に幸せです。 少女が 流れ星をみて 『誰かが死ぬのかしら』と思うあたりから 涙が止まりません。 天国で おばあさんに抱かれて 永遠に幸せになれた。 何を学ぶというより、カタルシスを得られるひととき。