宮本百合子
プロレタリア作家として 作家活動をしているとき 三度も検挙されている。 三ヶ月前後に及ぶ留置所での生活が 綴られている。 少ない情報の中からでも 当時の暗い、弾圧された社会状況が よくわかる。 強い精神力、弱者への思いやりが伝わり、家族との葛藤は、痛々しい。 今の 自由に本を読めることに改めて歓びを 感じます。