雙之川喜1941 果てしない 極寒の 森の中を 徒歩で 目立たないように 抜けだす という 広く みんなの イメージの 中の よくある 脱獄とは 全く 違った 詩趣に 溢れた 話である。歩きながら 眠るとする 本当かと くびを 傾げる ような 稀有な 表現が 随所に 見られ それも 愉しい。また 先達 格の 高齢 爺さんは わけのわからない 言動で 一行を 不安に 怯え させるけど ここぞと いうときには 的確な 指示が 蘇る のには 苦笑した。この本が 読めて 本当に 良かったと 感じた。
鴎外の樺太の囚人の生活を生き生きと描写したもの。しかし、登場してくるワシリは焼酎の密売で大儲けしたのか、見つかって処刑されたのか?鴎外も芥川同様、読者に考えさせる。