誰かのために何かをする 仕事だからとか何かのお返しだとか打算的なものじゃなくて 心から出た誰かのために何かをしたいという優しさの そんな人としてみんな持っているような当たり前の尊さを感じました。
創作に専念するため過ごした田舎暮らしの追憶。世俗との橋渡しをしてくれる目の悪い郵便配達手のために眼鏡と薬を頼むが、彼はある大雪の日、作家のために職務を果たそうとした途上で亡くなってしまう。 善人に善意をもって応えようとしたというに巡り巡って死を招くというのが悲しい。陽光を受け死に顔が安らかなものへと変わるラストがせめてもの救いか。その最後の場面は「極楽」「ありがたい表情」「南無」等仏教的な味付けがされているが「眼を開く」というタイトルはここにかかっているのだろう。気づき。悟り。
感動しました!!