「難船小僧」の感想
難船小僧
エス・オー・エス・ボーイ

夢野久作

分量:約64
書き出し:船長《おやじ》の横顔をジッと見ていると、だんだん人間らしい感じがなくなって来るんだ。骸骨を渋紙《しぶがみ》で貼り固めてワニスで塗上げたような黒いガッチリした凸額《おでこ》の下に、硝子球《ガラスだま》じみたギョロギョロする眼玉が二つコビリ付いている。マドロス煙管《パイプ》をギュウと引啣《ひっくわ》えた横一文字の口が、旧式軍艦の衝角《しょうかく》みたいな巨大《おおき》な顎《あご》と一所《いっしょ》に、...
更新日: 2015/09/12
7f4a0e1743b9さんの感想

船のミステリーはたまに読むと面白い。