「涙香・ポー・それから」の感想
涙香・ポー・それから
るいこう・ポー・それから

夢野久作

分量:約5
書き出し:探偵小説作家なぞと呼ばれて返事を差出すのは、如何にも烏滸《おこ》がましい気がして赤面します。けれども元来が探偵小説好きなのですから、ソウ呼ばれますと何がなしに嬉しいことも事実です。ところで私は今でも探偵小説の定義がわからずに困っているのです。阿呆らしい話ですが、自分の書いているものはドンナ種類に属する小説だろうかと時々疑ってみる事さえあります。そうして漠然ながら、これでも探偵小説に入れられぬ事はあ...
更新日: 2022/04/13
19双之川喜41さんの感想

 久作の場合 感心するようなことではないかもしれないが 好奇心が 創作の基礎になっているような気がした。 邪悪と倒錯観念の 交響世界から  紡ぎ出していった とも言えると思う。