「路傍の木乃伊」の感想
路傍の木乃伊
ろぼうのミイラ

夢野久作

分量:約6
書き出し:私は遠からず路傍の木乃伊《ミイラ》になってしまいそうな気がする。口をポカンと開いた……眼の前の空間を凝視した……。私は中学を卒業した切り上の学校に行かないが、その中学時代が小説の耽読時代であった。漱石、蘆花、紅葉、馬琴、為永、大近松、世阿弥、デュマ、ポー、ホルムズ、一千一夜物語、イソップなぞ片端《かたはし》から読んだ。二葉亭、涙香《るいこう》、思案外史、鴎外なぞも漁った。それから自然主義の勃興にぶ...
更新日: 2017/01/19
424ee5c93493さんの感想

夢野先生の文学芸術論。流行り物への言及。