これぞ、夢久ワールド。世界観がでてますね。
近年ではこんな、下らない案でも「名作になるぞ」と自信満々で言う者が多くいるのだろうと思うと文学の衰退を感じざるを得ない
「素晴らしい探偵小説が書きたい」「こんな探偵小説が書きたい」「俺は一体、何を書きたがっているのだろう」。つらつらとネタを書き連ねるが推理小説ではなく大人のおとぎ話のような心理描写だと自虐する。作品のカテゴライズは今も昔も難儀だなあとなんとなく思う。文学に限った話ではないか。
夢野久作のネタ帳。悩んでいる様子。 いつの時点で書かれたものなんだろう?
ツッコミ体質の人にオススメです。
星新一を好む人におすすめ。