「書けない探偵小説」の感想
書けない探偵小説
かけないたんていしょうせつ

夢野久作

分量:約6
書き出し:素晴らしい探偵小説が書きたい。ピカピカ光る太陽の下を傲華《ごうか》な流線スターがスウーと横切る。その中に色眼鏡をかけて済まし返っているスゴイような丸髷《まるまげ》美人の横顔が、ハッキリと網膜に焼付いたまま遠ざかる。アトからガソリンの臭いと、たまらない屍臭とがゴッチャになってムウとするほど鼻を撲《う》つ。……ハテナ……今のは、お化粧をした死骸じゃなかったか知らん……。と思うトタンに胸がドキンドキンと...
更新日: 2019/12/20
6b2bd3390098さんの感想

これぞ、夢久ワールド。世界観がでてますね。

更新日: 2017/11/04
ab4ded37e3f7さんの感想

近年ではこんな、下らない案でも「名作になるぞ」と自信満々で言う者が多くいるのだろうと思うと文学の衰退を感じざるを得ない

更新日: 2017/04/19
3e014bc27a30さんの感想

「素晴らしい探偵小説が書きたい」「こんな探偵小説が書きたい」「俺は一体、何を書きたがっているのだろう」。つらつらとネタを書き連ねるが推理小説ではなく大人のおとぎ話のような心理描写だと自虐する。作品のカテゴライズは今も昔も難儀だなあとなんとなく思う。文学に限った話ではないか。

更新日: 2016/09/07
dba95beb195fさんの感想

夢野久作のネタ帳。悩んでいる様子。 いつの時点で書かれたものなんだろう?

更新日: 2015/12/08
b6217e717410さんの感想

ツッコミ体質の人にオススメです。

更新日: 2015/10/13
4c60046db05eさんの感想

星新一を好む人におすすめ。