「探偵小説の真使命」の感想
探偵小説の真使命
たんていしょうせつのしんしめい
夢野久作
分量:約10分
書き出し:
探偵小説が下火になって来た。曾《かつ》ての勃興当時、作者と読者とが熱狂して薪を投じ油を注いだ炬火《たいまつ》は、今や冷めたい灰になりかかっている。曾ての自然主義文芸がそうであったように……。自由民権思想がそうであったように……。人類の趣味傾向が、かくして遂にドン底を突いてしまったのだ。明治維新以来、西洋文化の輸入に影響されて日本人の趣味が急劇に低下して来た。以前から忌避し軽蔑されていた肉慾描写や、...
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更新日: 2016/05/03
aokikenichiさんの感想
この手の「○○は終わった」「✕✕は限界だ」的な文章を後から読むと 当然ながらその後の流れを汲んでないので「浅はかだなー」と思うけど夢野久作が言うと重みが違うな
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