蓋之川喜1941 ルベルは ポオの 直系の 神経を 持っている とする。江戸川乱歩も 恐怖と 戦慄の 趣味に 溢れる。久作の 視点から探偵ものを 再読する 愉しみが 増えたような 気がした。
探偵味の 本格ものを 読むと 音楽趣味を 理解するために ピアノの 組み立て方と その学理を 説明されているような 気がする。久作は むしろ 戦慄と 恐怖の美を 心から 賛嘆したいとする。江戸川乱歩に 恐怖美-戦慄詩を 感じるようだ。感性を 前面にした 捕らえ方は 初めの一歩としても ありかなと 感じた。
江戸川乱歩と夢野久作は少し雰囲気似てるような、気もする。 ただ夢野久作は精神世界、江戸川乱歩は現実世界におどろおどろしさを描く点で異なる。そんな気がする。 と思っていたらポーが好きだったとは。
恐怖美、戦慄詩がたまらない。
最後の一文でふふっとなってしまった。この人の文章はずっと読んでいても飽きない。