面白かった。群衆心理を面白く書いているのが良かった
短編映画を観たあとにも似た読後感。普段とは違う視点で切り取ったような情景が眼前に浮かび、余韻とともにどこか痛快。
男の恰幅(かっぷく)の良い『腹』につられて 乗客は 迂回路を えらんでしまう。 唯一残された 『頭』に問題を 抱えているかもしれない子僧だけが 復旧した列車で出発することになる。 暗喩を 探らずとも 軽くて深いと感じた。
題名が良くわからん? 群衆心理 鉄道不通時 車掌は 原因を連呼するが 乗客が知りたいのは 復旧時期 小僧の勝ちか!
これは小説版の佐々木マキだ!! 最高!
通行止めされた列車、復興するのを待つか?切符を買い直し別の列車で折り返すか? すぐ周りに流される人間の虚しさ、少年だけしか残らなかった列車は何処か寂しげで、我々の愚かさを笑っているようだ。
子供は文字通りの子どもではなく何かの象徴❓もうちょっと子供の事書いて欲しかった。