「白金神経の少女」の感想
白金神経の少女
プラチナしんけいのしょうじょ
初出:「奇譚」1939(昭和14)年8月

蘭郁二郎

分量:約29
書き出し:バー・オパール日が暮れて、まだ間もない時分だった。街の上には、いつものように黄昏《たそがれ》の遽《あわた》だしさが流れて、昼の銀座から、第二の銀座に変貌しつつあった。が、この地下の一室に設けられたバー・オパールの空気だけは、森閑《しんかん》として、このバーが設けられて以来の、変りない薄暗さの中に沈淪《ちんりん》していた。バー・オパールは昼も夜も、いつもこのように静かで暗かった。この騒然たる大都会の...
更新日: 2019/03/05
92d6c4f20632さんの感想

ちょっと星新一風で読みやすいストーリーですね。 読み始めはいったいどこに向かうのか少し心配でしたが あれよあれよとという間に読み終わりました。 特に後半のミケランジェロの下りは勉強になりました。 捻りの利いたハッピーエンド?って感じですね。 蘭郁二郎と言う作家を知らず、たまたま索引で名前に興味を持ち さらに変わった作品名に引かれて読み始めましたが なかなか興味深く楽しめました。 これをきっかけに蘭先生の作品を読破したいと思います。

更新日: 2018/01/22
8f7674191136さんの感想

恋愛電気学。心臓に流れる恋流の強さ。 面白いです。