「睡魔」の感想
睡魔
すいま
初出:「ユーモアクラブ」1940(昭和15)年2月

蘭郁二郎

分量:約27
書き出し:一「おやっ?彼奴《あいつ》」村田が、ひょっと挙《あ》げた眼に、奥のボックスで相当御機嫌らしい男の横顔が、どろんと澱《よど》んだタバコの煙りの向うに映った——、と同時に(彼奴はたしか……)と、思い出したのである。「君、あの一番奥のボックスの男にね、喜村《きむら》さんじゃありませんか、って聞いて来てくれないか、——もしそうだったらここに村田がいるっていってね」「あら、ご存じなの……」「うん、たしか喜村...
更新日: 2024/04/04
8eb05d040692さんの感想

面白かったけど、もうちょっとその先まで書いて欲しかった