小島烏水
雙喜 この川は 北から出て 西にうねり 島島あたりで また 北に向かうので 日本アルプスを 懐に 抱き ほぼ 半周していると 見立てることも 可能である。作者は あの 濱商の 出身のようで 紀行文を 文学の高みまで 押し上げた 詩人の 魂をもつ 文筆家と 想った。