原題を見るとこれは「ドリアン・グレイの肖像」でも大分省略されている。いわゆる抄訳版てやつかな。かいつまんで読めるのはいいかも~
何故画家はヘンリーとドリアンを会わすのに嫌がってたのに二人を会わしたのでしょう。 ずっと歳をとらない美少年の変わらないままの姿なら気味がわる気持ちは分かります。 恨む側にとってドリアンは許し難い存在、破滅なのにドリアンは自分の容姿(見せかけ?)を見せることで自分の美しさに自信にあったのですね。 ドリアンとドリアンに関わった人々が美しさによって救われる、破滅の二重の物語だと思います。
稀に見る 美青年ドリアンは 自らの 加齢による 容姿の 劣化を 極端に 畏れ いわば 身代わりとして じぶんじしんの 肖像画に 劣化の 下請けを 託す。ドリアンの 意向に 反して 醜い その画を 目撃してしまい 自死に 至る。特別な 嗜好を 抑えきれない 人々の 話しの ようでもあり 現代的でもある 問い掛け かもしれないと 感じた。