「姥捨」の感想
姥捨
うばすて

太宰治

分量:約36
書き出し:そのとき、「いいの。あたしは、きちんと仕末《しまつ》いたします。はじめから覚悟していたことなのです。ほんとうに、もう。」変った声で呟《つぶや》いたので、「それはいけない。おまえの覚悟というのは私にわかっている。ひとりで死んでゆくつもりか、でなければ、身ひとつでやけくそに落ちてゆくか、そんなところだろうと思う。おまえには、ちゃんとした親もあれば、弟もある。私は、おまえがそんな気でいるのを、知っていな...
更新日: 2022/08/28
鍋焼きうどんさんの感想

自殺願望とかは今よりも良い来世をたのんだ考え方なのだろうか。愚かな自分の抹殺を企てる神の視座で考えているのか。

更新日: 2019/11/04
19双之川喜41さんの感想

 心中は失敗する。 別れ話から始まって 女から一人で死ぬといわれ ならば 俺も一緒にと見栄をきり 薬の量が少なすぎて 生き残るという お粗末な一席である。 姥捨てならぬ女捨てで 雪中行となると思った。