「兵隊の死」の感想
兵隊の死
へいたいのし

渡辺温

分量:約2
書き出し:たのしい春の日であった。花ざかりなるその広い原っぱの真中にカアキ色の新しい軍服を着た一人の兵隊が、朱い毛布を敷いて大の字のように寝ていた。兵隊は花の香にむせび乍ら口笛を吹いた。何という素晴しい日曜日を兵隊は見つけたものであろう!——兵隊は街へ活動写真を見に行く小遣銭を持っていなかったので、為方《しかた》がなく初めてこの原っぱへ来てみたのだった。兵隊は人生の喜びのありかがやっと判ったような気がした。...
更新日: 2022/11/16
鍋焼きうどんさんの感想

射撃の名手過ぎる!

更新日: 2021/11/24
63c3a263321fさんの感想

少しの時間で読み切れるシンプルな物語でしたしかし、その終わり方が余りにもあっけなさすぎて、ラスト、心の中で「それ言いたかっただけだろ」とツッコんでしまいました… ※あまりネタバレを含みませんが一応ネタバレ扱いにしました

更新日: 2018/01/15
ec538f32331eさんの感想

エドガーアランポーの翻訳者であった渡辺温は、最後にシャーロックホームズを登場させ、その無力さを示し、間接的にポーををもちあげたのか。

更新日: 2016/11/04
らいんさんの感想

不思議な作品。 独特なリズムが心に響く。 読後に何とも言えない思いが残る‥ でも、けして嫌な感じではなく、むしろ儚さに包まれる感じが心地いい。。

更新日: 2015/03/26
イリュージョン亭チェリスさんの感想

一人の兵隊が、野原で額を撃ち抜かれて死んだ。 兵隊…青空に向けて銃を撃ってみたいという、その欲望。 私は昔、好奇心からコンセントにピンセット突っ込んでエライ目に会ったことがあるが、似たようなあれかしら。