パビナール(アヘンアルカロイド"パパベリン"誘導体=麻薬)依存に苦しんでいた時期の太宰の苦しみが伝わってくる作品です。 文体は乱れていますが当時の太宰の内面の苦しみをぶちまけたような作品だと思います。後に書かれた『春の盗賊』の中に見られる「いま読み返し、私自身にさえ、意味不明な箇所が、それらの作品には散見されるのである。」という文章中の「それらの作品」の一つだと思われます。もっとも乱れた文体の作品は『創世記』でしょうね
自虐と気負い、達観と足掻きが交互にジェットコースターみたいにやってくるような感じ。文体が一見取っ付きにくいのはワザとだな。
気負いが先にたっていて 感心しようがないと 思った。 一歩譲って 支離滅裂体と言った 新趣向だとしても 分かりにくいと感じた。
スマホで読書のおためしちゅうです
太宰は小説家というより寧ろ、小説が服着て歩いてるような、一挙手一投足それそのまま文章化出来るような、そんな方です。編輯者との応酬は、やりきれなさ過ぎて切なかった。
未熟な私には難しく感じた。読書量を積んで再挑戦したい。
この文章はちょっと難しいですね。
生きるのが大変な人だ。だって何もかも自分で辛くしてるんだから。
お金の汚なさ端なさ、 かと言って無くては困る無情感。太宰ワールド満載のsentence。太宰は本当に人間らしい。
大宰府のことがよく書いてあり面白かった。
難しい…なかなか読み解ける人はいないのではないでしょうか。太宰治、読破したら再挑戦してみようと思います。
軽快なる自虐。自らを徹底的に道化とみなして嘲笑する。意味もまた徹底的に不明であるが、諧謔の調子が心地よい。悲哀はあっても深刻なところには落ち込まず、ひたすらコロコロと転がり続ける。まるで軽業師のように、命懸けで絶妙のバランスを保つ有り様は太宰の天才のみが為し得るところだろう。