「ルクレチウスと科学」の感想
ルクレチウスと科学
ルクレチウスとかがく
初出:「世界思潮」1929(昭和4)年9月

寺田寅彦

分量:約105
書き出し:緒言今からもう十余年も前のことである。私はだれかの物理学史を読んでいるうちに、耶蘇紀元《やそきげん》前一世紀のころローマの詩人哲学者ルクレチウス(紀元前九八—五四)が、暗室にさし入る日光の中に舞踊する微塵《みじん》の混乱状態を例示して物質元子(1)の無秩序運動を説明したという記事に逢着《ほうちゃく》して驚嘆の念に打たれたことがあった。実に天下に新しき何物もないという諺《ことわざ》を思い出すと同時に...
更新日: 2025/10/15
a8b7e979e144さんの感想

文学としてすごいやつだと思う。