「感覚と科学」の感想
感覚と科学
かんかくとかがく
初出:「科学」1933(昭和8)年8月

寺田寅彦

分量:約5
書き出し:近代の物理科学は、自然を研究するための道具として五官の役割をなるべく切り詰め自然を記載する言葉の中からあらゆる人間的なものを削除する事を目標として進んで来た。そうしてその意図はある程度までは遂げられたように見える。この「anthropomorphism からの解放」という合い言葉が合理的でまた目的にかなうものだということは、この旗じるしを押し立てて進んで来た近代科学の収穫の豊富さを見ても明白である...
更新日: 2017/03/10
cf284f5f26ebさんの感想

リヒテンベルグの陽像と陰像とはなんなのか? 感覚器からの刺激を脳で処理して認識するときに、「心理的なもの」を排除することは、訓練で可能とは思えない。自分の脳はどれだけ自分の意志でコントロールすることができるのかには限界があるはずだからだ。