「マードック先生の『日本歴史』」の感想
マードック先生の『日本歴史』
マードックせんせいの『にほんれきし』

夏目漱石

分量:約9
書き出し:上先生は約《やく》の如く横浜総領事を通じてケリー・エンド・ウォルシから自著の『日本歴史』を余に送るべく取り計《はから》われたと見えて、約七百頁の重い書物がその後|日《ひ》ならずして余の手に落ちた。ただしそれは第一巻であった。そうして巻末に明治四十三年五月発行と書いてあるので、余は始めてこの書に対する出版順序に関しての余の誤解を覚《さと》った。先生はわが邦《くに》歴史のうちで、葡萄牙《ポルトガル》人...
更新日: 2022/02/07
19双之川喜41さんの感想

 鳥の目を避けるために  葉 色に 変色する虫は 自らの変色と進化を自覚しないものであるという。 西洋人から見て 驚異的な 進化を遂げた日本は  さしたる 自覚なく 進んで行くと言う。 渦中にいれば  自分も そうなると 感じた。

更新日: 2018/10/11
b9ef941530ccさんの感想

夏目漱石の『マードック先生の日本歴史』で、西洋人にとって文明開化とは耶蘇教的であることは日本人には理解できない。