月を一人の女に例えて、いや何かに追い詰められている女を月蝕という現象に例えたのか。どちらかはわからないが、月蝕を妖艶に描いていて、文章の美しさに引き込まれた。
なんか変なもん読んだ
月食をこうとるとは流石夢野久作。 短い作品の中で歪みと美しさが同居している世界観に飲み込まれ騙される感覚が面白い。 ただ個人的な好みとして三点リーダーが少し鼻につくのでマイナス一点
月を女性の顔に、月蝕を刃で顔を刻まれると見る、スリリングな一編。
月の擬人化だけれど安っぽくならないのがやはり凄い。 残酷なようでしたたかな女性らしい月が素敵でした。
初めて読んだのですが、私の中ではかなりお気に入りです。残酷なのに綺麗だと思わせる書き方と読後感の不思議な感じがたまらない。